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例えば、サファイアやルビーには比較的よく見られるインクルージョンに、シルク・インクルージョンがあります。
非加熱ルビーや非加熱サファイアの場合、加熱による変化がないため、シルクは溶解していません。
ルーペでは、ふわふわとした白っぽい雲のように見えることがありますが、さらに拡大の倍率を上げると、水平に走るシルクが確認できます。
以前に取り扱った非加熱サファイアは、シルクが虹色に輝き、顕微鏡でそれを観察したときには、その神秘的な美しさにしばし見とれたものです。
加熱するとこのシルクは通常は溶解するため、石の透明度が上がることが多く、それに従ってカラーもよくなるといわれています。 |
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低温加熱処理、という言葉は、あまりよく知られていません。
「加熱されているのなら、低温でも価値は低くなるのでは?」 とお考えになるかも知れません。
ところが、例えばミャンマーのモゴク産の場合、非加熱石ほどではなくとも、低温加熱石も、加熱石の2倍以上の高値で取引されるといわれています。
通常の加熱処理のような高温を必要としないほどの高い品質を有する石なので、やはり通常の石よりも希少性は格段に高くなります。
日本では認知度の低い低温加熱石ですが、非加熱石よりは価格が抑えられており、彩度が高く明度が中程度の魅力的なピースもときおり見かけられるので、「誰が何と言っても、とにかく非加熱!」 ではない方は、このようなピースを選ばれるのもひとつのよい選択かも知れません。
ただし、資産価値を考慮に入れる場合は、低温加熱は非加熱に及ぶものではありません。 重要なルースコレクションの中の一石として選ばれる場合には、検査結果報告書の発行が行われる非加熱サファイアや非加熱ルビーをお選びになることがすすめられます。 |
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